2021年好きなアルバム&シングル ベスト5

 

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2021年にリリースされたアルバムや曲(去年リリースのやつも少し混じってますが...)で個人的に思い入れがあったのを各5つ選び、順位とコメントをつけてみました。

 

 

 

 

アルバム 5位 Lana Del ReyChemtrails Over The Country Club

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傑作『Norman Fucking Rockwell!』以来となるアルバムはこれまでのものの中でも最もコンパクトにまとめられていて、前作に比べると若干の物足りなさを感じつつも曲自体は引き続き見事な出来栄えでした。

短期間でこれほどの完成度のアルバムを連発する(10月にもまた出したし...)そのアーティスト・パワーは1作のスパンが長くなりがちなロックというジャンルを好んで聴いている自分にとってラナ・デル・レイという人となりを含めて本当に刺激的だなあと思います。

 

1曲目の「White Dress」はニューヨークでウェイトレスとして働きながら、ホワイト・ストライプスキングス・オブ・レオンといったロックを聴いていたかつての19歳の姿を歌にしていて、曲の最後にはレコード会社の男性と繋がったときのことを「私を神のような気持ちにさせた」と締めくくります。過去を思い返してはいるけれど、ただ感傷に浸るだけでもない、奥深い緊張感を伴った素晴らしい曲です。この曲には”Summer's almost gone"(夏はもうすぐ終わる)という部分がありますが、ラナ・デル・レイの曲の中では夏は特別な季節として扱われていて、『Honeymoon』の時のツアータイトルが”Endless Summer Tour”だったことからも明らかなように、ラナ・デル・レイの音楽が表現する甘美でフェイクな世界観と夏は一体のものでした。

ラナ・デル・レイが今作で変化しようとしていることは様々なところで匂わされますが、表題曲の歌詞の”as the summer gets cool"も含めて、夏が終わりかけているところにそれが端的に表れているのではないかと思いました。ちなみに今作リリースの直前にはガーシュウィンの「Summertime」のカバーも出ています。

 

他には、4曲目の「Let Me Love You Like A Woman」の歌い出しで、”LAを離れる準備は出来ているの“という歌詞が出てきたのが印象的でした。いうまでもなくラナ・デル・レイという人は古き良き時代のアメリカやハリウッドのイメージを現代に持ち込んできた人で、「もしあなたがそこを去りたいなら / カリフォルニアに来なさい」と歌ってた人がロサンゼルスを出ると言うのは意外でしたね(去年出したスポークン・ワード・アルバムの1曲目「LA Who Am I To Love You」でもLAから離れることについて語っています)。

この「ロサンゼルスを離れる」というテーマはラナ・デル・レイが過去に歌詞に登場させたこともあるファーザー・ジョン・ミスティが2017年に出した13分の大曲「Leaving LA」でも取り上げられていましたし、ザ・ウィークエンドやハイムの2020年作にもそれが見られます。

 

夏の終わりLAを離れること、どちらも前作から予見される類のものであったわけですが、ここからどこに進むのか予想がつかないのがむしろ楽しみになってきます。

 

サウンドに関しては、もう『Lust For Life』以前とは全然違う領域にいることを思い知らされるような幽玄さが全体からあふれ出ている一方、表題曲を筆頭にどこか不穏な雰囲気を醸し出す瞬間も多くあり、次作も含めて聴いていて怖くなる瞬間が結構あります笑。ノーマン・ロックウェルの青から存在自体もおぼろげなモノクロの世界へと行ってしまったかのようです。

 

 

アルバム 4位 The War On DrugsI Don’t Live Here Anymore

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ザ・ウォー・オン・ドラッグスは簡単にインディーロックとして括ってしまっていいのか少し悩むくらい、いわゆるダッド・ロックな感じもあるバンドだと思いますが、こういうアメリカンなロックがすごく好きな自分としては前2作の完成度がずば抜けて高かったのもありこのウォー・オン・ドラッグスの新作にものすごく期待していました。

 

自分的には前作の『A Deeper Understanding』の地下室っぽい?サウンドがかなり好みだったのもあり、前作より明るくなった音像(特にシンセ)自体は期待を超えてくるほどでは無かったですが、楽曲自体は今までで1番とっつきやすく、前半、中盤、後半どこをとっても楽しめる強度の高い1枚なんじゃないかなと思います。

特に8曲目の「Wasted」はアルバム後半にこんな疾走感ある曲持ってくるのか!と初聴時はめちゃくちゃテンション上がりました笑。

 

以前からエンジニアを務めていたショーン・エヴェレットが共同プロデュースを担当した結果か去年のキラーズっぽいなと思った瞬間がいくつかありました。ウォー・オン・ドラッグスのアダム・グランデュシエル自体、キラーズのアルバムに参加していたのと客演が被っているというのもあると思いますが。

 

歌詞もこれぞハートランド・ロックな感じ満載で良いですね....。

 

 

アルバム 3位 The Weather Station Ignorance

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今回のリリースで初めて知ったバンドなんですが、The Weather Stationはカナダ出身の俳優、ミュージシャンのTamara Lindemanのソロ・プロジェクトです。

 

今年は自分がちゃんと新譜を聴き始めるようになって4年目の年だったんですが、自分の観測範囲の問題か去年・一昨年ほどの興奮はあまり無かったもののThe Weather Stationの新譜は去年と同じモードで楽しむことが出来たアルバムでした。

 

3曲目「Tried to Tell You」は始まって数秒のドラムで完全に良い曲認定されちゃうような楽曲で、ニール・ヤングとかの録音に近い雰囲気を感じれてすごく好きです。

歌唱からはジョニ・ミッチェルの影響を感じさせるとともに、2020年のエイドリアン・レンカーらにも通ずる昨今のインディ・フォークのエッジーな感じが丁寧に収められたサウンドの細部まで耳を惹きます。

 

 

アルバム 2位 ClairoSling

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このアルバムについては別で書いたのがあるので、興味のある方はそちらを読んでいただければありがたいです。

 

fastanimals.hatenablog.com

 

リリースされた当初は「Amoeba」や「Zinnias」なんかの曲を好んで聴いていましたが、ここ1ヶ月くらいは先行シングルで出た当初はあまりに落ち着いた作風に戸惑った「Blouse」をよく聴いています。

 

エリオット・スミスの「Say Yes」に似たコード進行ですが、あちらが街の片隅で起きた出来事のような感覚を受けるのに対して、「Blouse」は人里離れたところでどこか達観したような目線で歌っているような雰囲気を感じるのが印象的です。

コロナ禍に入って以降、内省的な表現を伴ったフォーク・ミュージックのアルバムが多く出ている印象ですが、その中でもクレイロの音楽はどこか他とは違うように響いてきます。

 

 

アルバム 1位 Playboi Carti Whole Lotta Red

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スレイヤーの『Reign In Blood』を初めて聴いたとき、僅か約30分のアルバムを聴き通すことさえ苦しく、ブラック・フラッグの『Damaged』を初めて聴いたときはどこが良いのかわからず35分間ずっと退屈に感じていました。

 

プレイボーイ・カーティが2020年のクリスマスにリリースした『Whole Lotta Red』を再生した当初、前作とはかなり変わってしまった音楽性をどう受け止めればいいのか全くわかりませんでした。しかし、不思議なことにこのアルバムのことが頭から離れず、2020年の年末も年が明けてからもずっと聴き続けた結果、音割れした奇妙な低音も、カーティの叫ぶようなラップスタイルも、何がどこで鳴っているのかもはっきりしないカオスな音像もすっと自分の中に入り込んでいくようになりました。最初はひどい音割れに顔をしかめながら聴いていた「Stop Breathing」も気づけば音量を上げてノリノリで聴いている始末です。

 

カーティが今作でロックスターとしてのモチーフに使うスレイヤーもブラック・フラッグも当時初めて聴いた人はきっと顔をしかめながら聴いたに違いないのでしょう。

ラモーンズセックス・ピストルズが定義したパンクロックをより高速に、より先鋭的にさせた異形の音楽は聴く者に恐怖すら与えたのではないでしょうか。そんな彼らの音楽と、ヴァンパイアの意匠を借りつつジャケットにSlash Magazineの表紙を引用する本作は自然と似通って聴こえてきます。

 

リリースされてすぐに全米1位を獲得したのにも関わらず、期待外れの烙印を押され、セールスは下降の一途を辿っていた『Whole Lotta Red』ですが、コロナで規制されていたライヴやフェスが再開されると、「Sky」のヒットととともにアルバムの再生数も再び伸びていきました。

カーティのライヴはロック好きからすると本人がほとんど何もしないのにも関わらず、異常なほど盛り上がり(ときにはファンが会場前で暴れすぎたがために開演前に中止が確定するほど)、他のラップアクトとは違ってなぜかその存在感だけで惹かれるものがあります。

オルタナティブロックの社会学』という本の中で著者の南田勝也はオルタナティヴ・ロックが黒人音楽から遠く離れ、白人が聴く音楽となったことを指摘した後、94年のウッドストック・フェスティバルでのモッシュ・シーンを引用し、屈強な白人男性が荒れ狂う様を黒人エンターテイメントの約束事とは遙かな隔たりを感じさせるとしていますが(『オルタナティブロックの社会学』73項)、トラヴィス・スコットやカーティがアリーナでモッシュを巻き起こしている現在、もうそのような見方は過去のものとなりつつあるのでしょうか(結局モッシュしてるのは白人が多めなんですが...)。

 

この1年間、ことあるごとに聴き続け、衰えない衝撃を与え続けてくれた本作が自分にとってのベスト作品です。

 

ちなみに『Whole Lotta Red』とよく一緒に聴いてたのがヴェルヴェット・アンダーグラウンドの2ndだったんですが、半年前くらいに見たインタビューでカーティがニューヨークのロウアー・イースト・サイド(初期のヴェルヴェッツが活動していたところです)への引っ越しを考えていると語っていて、「つながった!」と1人で盛り上がってました笑。

西海岸パンクの次はニューヨーク・パンクに影響受けたりするとそれはそれでまた面白そうかなって思いますね。

 

 

 

シングル 5位 Pino Palladino + Blake MillsEkuté

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個人的に、ピノ・パラディーノといえばザ・フーで、ブレイク・ミルズといえばアラバマ・シェイクスの2ndのプロデュースとジュリアン・カサブランカスのアルバムでギター弾いてた人という印象が強かったんですが、今年は結構この曲とアルバム『Notes With Attachments』と聴き返すことが多かったような気がします。

 

アラバマ・シェイクスの「Don’t Wanna Fight」を初めて聴いたときに、イントロのバスドラムの音に驚いた覚えがあるんですが、今回はそれ以上の驚きというか、各楽器の音の解像度がめちゃくちゃ高いというか、その場の空気の震えを恐ろしいほど正確にキャプチャーしたかのように聴こえてきますし、特に「Ekuté」はそれぞれの楽器の音が襲い掛かってくるような感覚すら受けます。

音楽的にどうこうとか全然わからないですが、録音がヤバすぎるのは素人の耳でもわかるくらいに他の音楽とは圧倒的に違う質感で、パソコン上で音楽制作をすることが当たり前の時代にこういう生楽器での音楽を新しいテクスチャーで表現できるというのはいち音楽リスナーとして非常に喜ばしいことだと思います。

 

 

シングル 4位 Olivia Rodrigogood 4 u

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今年を代表するミュージシャンといえば、100%その名が挙げられるであろうオリヴィア・ロドリゴですが、4月に出たシングル「good 4 u」の勢いと衝撃はすごかったです。

 

2010年代をロック好きの10代として過ごした中で、ギターロックの存在感についてフラストレーションを感じていた時もあったせいか、ティーン・アイドルのような人がここまで鮮やかにロックソングをやってのけてしまうんだ!という驚きがこの1年ですごく記憶に残ってることになりました。

共作者に名前が加えられるくらいにはパラモアの「Misery Business」に似てるとも話題になりましたが、個人的にはなぜかケリー・クラークソンの「Since U Been Gone」(2004)の方を思い浮かべたりします。

 

「Misery Business」のサビは今聴くと、圧が凄いギターノイズの渦とクラッシュシンバルの叩きつけるような音が若干しんどく感じられるんですが、「good 4 u」の方はサビに入ると金物がほとんど強調されず、ちょうどいい具合に空間が空いているところがクールに聴こえ、他のポップパンクリバイバル的なものとの違いを際立たせている印象です。こういうサビでシンバル鳴らしてるんだけど前面に強調されて聴こえないみたいなのってストロークス(特に「Trying Your Luck」とか「I Can’t Win」)を連想するんですけど、こういうインディー・ロックっぽさが「good 4 u」にはある気がします。

そういう部分が少し「Since U Been Gone」と被るというか、あっちのレファレンスはYeah Yeah Yeahsの「Maps」ですけど。「Since U Been Gone」はサビで一気にうるさくなると見せかけて一番耳に飛び込んでくるのがバスドラの音なのもあって意外とそんなに聴いててしんどくないんですよね。あと単純にどっちも失恋の歌だからなのか「good 4 u」と「Since U Been Gone」は同じヴァイブスを感じます。

 


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シングル 3位 MomMomのデイキャッチ

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日本のシンガーソングライター、Momのシングルです。

 

アルバム『終わりのカリカチュア』も素晴らしかったですが、特にこの曲にはやられました。まるでリル・ウージー・ヴァートの「XO Tour Llif3」を初めて聴いたときのような衝撃でした。

 

イントロのギターとトラップっぽいビートの組み合わせ自体は最近流行りのスタイルを思い起こさせはしますが、歌モノなのかラップなのか曖昧な感じとそこの乗っかる静かな狂気を感じさせる歌詞が完全にオリジナルな質感を与えてきてますし、ヴァースとコーラスを歌って終わりという構成も相まって、非常にエモいです。

 

歌詞のひとつひとつが心に突き刺さってきますが、”君がまともでいられないのなら / 僕がまともでいるよ大丈夫” のラインがもうヤバいです。

 

 

シングル 2位 Bleachers ft. Bruce SpringsteenChinatown

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Bleachersは元Fun. のギターで今は完全にプロデューサーとしての顔の方が知られているジャック・アントノフのバンドです。

 

この曲は去年の11月のリリースで、その時にラジオ・チャートをチェックしていて、サビだけ聴いた覚えがあります。その時は特になんとも思っていなかったんですが、今年のアルバムリリースのタイミングで聴いたら、こんなに良い曲だったのかと驚きました。

自分がブルース・スプリングスティーン好きということもありますが、歌詞と曲調がまんまスプリングスティーンを完全再現していて(本人まで呼んで)、そこだけでもう最高です。

 

スプリングスティーンの歌詞というと、「明日なき暴走」のようにアメリカの郊外の町に住む男が何も変わらない町から抜け出したいと思い、暗闇に向かい車を走らせる、というようなものが代表的だと思いますが、特に自分が好きなのは車を走らせたその先に望んでいた未来が本当に存在するのか、むしろ存在しないのではないのか?というように思われるところです。

"I’ll wear your sadness like its mine"(自分のもののように君の悲しみを纏うよ)

”I’ll take you out of the city / Honey, right into the shadow / Because I wanna find tomorrow"(君を街の外まで連れ出すよ / ハニー、暗闇の中へ / だって僕は明日を見つけたいんだ)

「Chinatown」の歌詞は上に引用したものだけでもスプリングスティーン感に溢れていています。喪失とわずかな幸せ、古き良きノスタルジアと焦燥感...今このときに感じる全ての感情をひっくり返し、ただ車を走らせるしかない。「赤い光を俺にくれ」と自分がもう踏み止まれないことを自覚し、走り続けた先に何があるのかは明らかにされませんが、恐らく悲しみが無くなることはないのでしょう。

「明日なき暴走」の後半、"Together, Wendy, we can live with the sadness / I'll love you with all the madness in my soul"(一緒なら、ウェンディ、俺たちは悲しみとともに生きていける / 俺は自らの狂気とともに君を愛していくよ)という部分は僕の大好きな歌詞の一つですが、「Chinatown」はそれと同じフィーリングを与えてくれます。

 

ジャック・アントノフ自身はニューヨークを離れ故郷のニュージャージーに戻るというストーリーを念頭に置いてこの曲を作ったようですが、大好きな故郷の音楽ということでスプリングスティーンを参照したところ、むしろニュージャージーを去る曲のように聴こえてしまうのが面白いですね笑。

 

 

シングル 1位 Lana Del Rey 『Chemtrails Over The Country Club』

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今、ラナ・デル・レイで始まって、ラナ・デル・レイで終わるリストになってしまってるなと書きながら気づきました笑。しかもどっちもタイトル一緒ですね...。

 

2021年1月にこの曲を聴いたときを上回るほどの興奮がこの1年にあったかかどうか考えると、無かったと断言できるくらいにこの曲のもたらす感覚は特別で、他とは比べられないものだったと思います。

 

低音を押し出したりする、わざとらしいプロダクションではなく、ブラシで叩いたようなドラムなど、アタック音が強調されない霞んだ思い出の中を漂うようなサウンドノスタルジアを想起させる歌詞を際立たせています。

特に2番のサビ前からが非常に素晴らしくて、”I’m not bored or unhappy, I'm still so strange and wild"と1番のサビの直前よりも表現を強くしてきて不穏な雰囲気を一瞬醸し出したかと思ったら、レコードのノイズのような音とドラム、遠くでうごめくエレキギターが徐々にせり出してきて、わずか1分の間に大きく音像が変わってしまいます。しかし、その変化はとてもスムーズで、歌詞の風景描写にとてもマッチしているところで得も言われぬ感覚を生じさせます。

 

最後の約50秒間続くアウトロの異様なドラムはなんなんでしょうか...。響き(定位?)を徐々に変えながら、何かが壊れてしまったかのような終わり方を迎えますが、MVの方がもっと直接的で、映し出される映像自体は非常に美しいのに関わらず、後半で街が嵐に吹き飛ばされてからはわけがわからない方向にいってしまいます。あれ、結局何だったのか未だによくわからないんですが、それも含めてこの曲とアルバムの捉えどころの無い美しさが強調されているみたいに感じますね。

 


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